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	<title>楽しい授業のコツ  |  生徒に好かれる良い先生になろう！</title>
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	<description>「ありがとう」と「ごめんね」ってすごく大切</description>
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		<title>高校「情報Ⅰ」のプログラミング授業はどう教える？苦手意識を克服する3つの指導コツ</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ひまわり先生]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 06 Jan 2024 07:09:51 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[楽しい授業のコツ]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 はじめに：高校「情報Ⅰ」のプログラミング授業は難しい？醍醐味と面白さ【指導のコツ①】「プログラミングは難しくない！」を徹底する慣れさせ作戦【指導のコツ②】生徒のやる気が爆発する！簡単なゲーム・RPG的要素の取り入れ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="rtoc-mokuji-wrapper" class="rtoc-mokuji-content frame2 preset1 animation-fade rtoc_open default" data-id="365" data-theme="Cocoon Child">
			<div id="rtoc-mokuji-title" class=" rtoc_left">
			<button class="rtoc_open_close rtoc_open"></button>
			<span>目次</span>
			</div><ol class="rtoc-mokuji mokuji_ol level-1"><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-1">はじめに：高校「情報Ⅰ」のプログラミング授業は難しい？醍醐味と面白さ</a></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-2">【指導のコツ①】「プログラミングは難しくない！」を徹底する慣れさせ作戦</a></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-3">【指導のコツ②】生徒のやる気が爆発する！簡単なゲーム・RPG的要素の取り入れ方</a></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-4">【指導のコツ③】エラーを恐れない心を養い、段階的な難問にチャレンジさせる工夫</a></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-5">まとめ：楽しんで学んだ経験が、生徒たちの自ら解決する力（論理的思考力）を育てる</a></li></ol></div><h2 id="rtoc-1" >はじめに：高校「情報Ⅰ」のプログラミング授業は難しい？醍醐味と面白さ</h2>
<p>「高校生にプログラミング言語を教える」と初めて聞いたとき、教える側である私自身も「凄く難しそうだし、自分にできるだろうか」と大きな不安を感じたことを覚えています。</p>
<p><span class="marker-under-pink">もちろん、何年教え続けていても今なお試行錯誤の連続ですし、日々の授業で上手くいったことや、さらなる改善が必要な課題は常に山積みです。</span></p>
<p>しかし、私が考える高校プログラミング教育の最大の醍醐味は、他でもなく<span class="marker-under-pink">「生徒にデジタルのモノづくりの面白さを直接伝えられること」</span>にあります。</p>
<p>他の教科でも、生徒が「楽しい！面白い！」と知的興奮を覚える瞬間はたくさんあると思いますが、情報科のプログラミング授業は格別です。</p>
<p>なぜなら、各自のタブレットやPCを使って実際にコードを入力し、実行ボタンを押した瞬間に、<span class="marker-under-pink">「自分の書いたプログラムが思った通りに画面上で動き出す」という結果をその場で即座に確認できる</span>からです。</p>
<p>（※実際の授業で使いやすいPythonの無料実行環境については、[こちらのPython授業環境と初級課題の記事](https://goodteacher1.com/informatics/informatics5/)で詳しく紹介しています！）</p>
<p><span class="marker-under-pink">もちろん、プログラムは半角スペース1文字のズレや、コロンの打ち忘れといった些細な書き間違い（タイポ）があるだけで即座にエラーとなり、思った通りに動いてくれません。実行結果が表示されないときは、生徒たちも少なからずガッカリしてモチベーションが落ちることもあります。</span></p>
<p>しかし、プログラミング言語の世界は非常に正直です。こちらがタイピングミスをせずに正しく命令を与えれば、必ず実行結果は完璧に表示されます。</p>
<p>「どこを間違えてしまったのか」「何が原因でエラーになったのか」を、エラーメッセージを手がかりにじっくりコードを眺めて修正すれば、必ず解決できるのです。</p>
<p>しかも、1つの課題を解決するアプローチやゴールまでのコードの書き方は幾通りも存在し、「どれが正解でもいい（目的を達成できれば全て正解）」という自由度の高さがあります。</p>
<p>教える側の教員としても、生徒一人ひとりの柔軟なひらめきやユニークな発想力がコードから透けて見えるため、授業をしていて本当に楽しい瞬間です。</p>
<p><span class="marker-under-pink">将来プロのITエンジニアやプログラマーを目指すのであれば、処理速度を極限まで高めた最適解を見つけ、誰が見ても美しいコードを書くことに注力すべきですが、初めてプログラミングに触れる大半の高校生に対して、最初からそこまで求めてしまうと、途端に苦手意識を植え付け、思考停止に陥らせてしまいます。</span></p>
<p>高校生になって初めてキーボードで打つプログラミング言語に対して、</p>
<ul>
<li>  「難しくて全然わけがわからない」</li>
<li>  「エラーばかりで本当につまらない、大嫌い」</li>
</ul>
<p>といったネガティブな印象を持たせるのは絶対に避けるべきです。</p>
<p>それよりも、</p>
<ul>
<li>  「なんだか思いのほか楽しかったな！」</li>
<li>  「自分でも意外と簡単に動かせたぞ！」</li>
<li>  「少しだけ知的で賢くなった気がする！」</li>
</ul>
<p>といった、<span class="marker-under-pink">肯定的な自己肯定感（自信）と興味を持ってもらえる指導</span>のほうが、遥かに重要です。</p>
<p>そこで今回は、プログラミングに対する苦手意識を吹き飛ばし、主体的な学びを引き出すための「3つの指導のコツ」をご紹介いたします。</p>
<p>&#8212;</p>
<h2 id="rtoc-2" >【指導のコツ①】「プログラミングは難しくない！」を徹底する慣れさせ作戦</h2>
<figure class="wp-block-image size-full"><img fetchpriority="high" alt="" class="wp-image-368" decoding="async" height="500" sizes="(max-width: 500px) 100vw, 500px" src="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/f8caa745beb55bb0815c4c1701399cd9.jpg" srcset="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/f8caa745beb55bb0815c4c1701399cd9.jpg 500w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/f8caa745beb55bb0815c4c1701399cd9-300x300.jpg 300w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/f8caa745beb55bb0815c4c1701399cd9-100x100.jpg 100w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/f8caa745beb55bb0815c4c1701399cd9-150x150.jpg 150w" width="500"><figcaption class="wp-element-caption">女教師イラスト</figcaption></figure>
<p>教科書に載っている通りの超基本的なサンプルコードを入力して動かせたとしても、生徒たちにとっては「へぇ、実行したら文字が出たね。それで？」で終わりがちです。</p>
<p><span class="marker-under-pink">そこで私は、新しい文法を教えた後は、教科書の内容の枠を超えた「楽しい練習問題」を数多く実践させるようにしています。</span></p>
<p>名付けて、体に文法を叩き込む<span class="marker-under-pink">「慣れさせ作戦」</span>です。</p>
<p><span class="marker-under-pink">子供の頃に自転車に乗れるようになったときも、鉄棒の逆上がりができたときも、縄跳びの二重跳びができるようになったときも、ひたすら反復練習を重ねて、体が自然に感覚を覚えるまで同じことを繰り返しましたよね。プログラミングの初期学習も、これと全く同じです。</span></p>
<p>ただし、プログラミングは体を激しく動かすわけではなく、頭と指先（タイピング）を使います。飽きさせないために、あの手この手でバリエーション豊かな練習問題を提示するのがポイントです。</p>
<p>そして、基本の文法を息をするように難なく書けるようになった段階で、ようやく応用問題へと入ります。</p>
<p><span class="marker-under-pink">この応用編では、「基本文法をしっかりと理解していないと解けないけれど、基本コードを少しだけ捻って発想を転換させないと解決できない」という、生徒の知的好奇心を絶妙にくすぐる心を掴む問題を提示します。</span></p>
<p>（※もちろん、このような面白い問題をデザインするために、教員である私自身も日頃からアンテナを張り、発想力を鍛え続ける必要があります！）</p>
<p>応用問題を提示した際の生徒の反応は、実に様々です。</p>
<ul>
<li>  「あぁ、なるほど！こう書けばいいのか！」とパッとひらめいて一瞬でクリアする生徒</li>
<li>  「うわぁ！急にパズルみたいに難しくなったぞ！」と頭を抱える生徒</li>
</ul>
<p>しかし、後者の頭を抱えている生徒も、実は「基本ができているからこそ、どう応用するかで悩めている」のです。</p>
<p><span class="marker-under-pink">もし基本文法すらおぼつかない状態であれば、そもそも応用問題の問いに対して自力で取り組む姿勢（スタートライン）に立つことすらできません。</span></p>
<p>基本の徹底的な反復練習によって「自分でもプログラミングができる」という自信がすでに育っているため、生徒たちの心理は「プログラミングは大嫌い」ではなく、</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「なぁんだ、プログラミングって思ったより難しくないじゃん！」</span></p>
</blockquote>
<p>へと確実に変化しています。</p>
<p>だからこそ、目の前に応用問題という「高めの壁」が現れても、「よし、なんとか自力でクリアしてやろう！」という<span class="marker-under-pink">ポジティブな挑戦心（モチベーション）</span>を持って取り組むことができるのです。</p>
<p>この流れを授業の最初の数時間で確立できると、次回以降の授業で新しいカリキュラム（例えばループ処理やリストなど）に入っても、</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「基本を順番にやれば難しくない。次はどんな面白い命令ができるんだろう！」</span></p>
</blockquote>
<p>というワクワクした心理状態からスタートできるようになります。</p>
<p>&#8212;</p>
<h2 id="rtoc-3" >【指導のコツ②】生徒のやる気が爆発する！簡単なゲーム・RPG的要素の取り入れ方</h2>
<figure class="wp-block-image size-full"><img alt="" class="wp-image-369" decoding="async" height="427" sizes="(max-width: 640px) 100vw, 640px" src="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/781e3ef281b5048709e00e6d1515f84a.jpg" srcset="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/781e3ef281b5048709e00e6d1515f84a.jpg 640w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/781e3ef281b5048709e00e6d1515f84a-500x334.jpg 500w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/781e3ef281b5048709e00e6d1515f84a-300x200.jpg 300w" width="640"/><figcaption class="wp-element-caption">プログラミング画面</figcaption></figure>
<p>指導のコツ①で「反復練習で慣れさせることが重要」とお伝えしましたが、何の目的もなく無機質なコードをただひたすら書いていても、生徒たちは退屈してしまいます。</p>
<p>国語の漢字練習のように「同じ漢字をノートに20回書く」といった無味乾燥な作業ではなく、プログラミングでは「20個の異なる命令（コード）」を作るわけですから、その題材自体が魅力的で面白くなければ、練習そのものが苦痛になってしまいます。</p>
<p><span class="marker-under-pink">そこで私は、授業の練習問題に「ゲーム的な要素（ゲーミフィケーション）」をふんだんに取り入れて、楽しみながらコードを書かせる工夫をしています。</span></p>
<p>例えば、Pythonの学習で「if文による条件分岐」を教える際、対話型入力を可能にする `input()` 関数を組み合わせて、以下のような<span class="marker-under-pink">「簡易RPGゲーム」</span>を例題として提示します。</p>
<p>&#8220;`python</p>
<p>print(&#8216;凶悪なモンスターが現れた！さあ、どうする？&#8217;)</p>
<p>action = input(&#8216;たたかう？ にげる？\n&#8217;)</p>
<p>if action == &#8216;たたかう&#8217;:</p>
<p>print(&#8216;見事に剣で斬りつけ、敵に大ダメージを与えた！&#8217;)</p>
<p>else:</p>
<p>print(&#8216;相手の隙を突いて、ひとまず安全な場所へ退散した。&#8217;)</p>
<p>&#8220;`</p>
<p>非常にシンプルな数行のコードですが、これだけでも立派なゲームの骨組みです。</p>
<p><span class="marker-under-pink">この例題を実行した瞬間、生徒たちは「まるで自分が本格的なアドベンチャーゲームを作ったクリエイター」になったかのように目を輝かせて大喜びしてくれます。そして、このシンプルな基本形からスタートして、「もっとストーリーを分岐させたい！」「自分だけのオリジナルゲームを作りたい！」と、自ら進んでコードを拡張し始めてくれるのです。</span></p>
<p>この後に続くカリキュラムで `elif` を使った多重分岐を教えれば、「どうコードを書けば思い通りのストーリーに分岐するか」「敵のHPを設定して戦闘を繰り返すにはどうすればいいか」など、自分のアイデア次第でゲームをどんどん高度に仕上げていくことができます。</p>
<p><span class="marker-under-pink">このようにゲーム的要素を少し取り入れるだけで、生徒たちの学習意欲が劇的に跳ね上がるのを間近で見られるのは、教員として本当に嬉しく、心の中でガッツポーズをしてしまう瞬間です。</span></p>
<p>難解なアルゴリズムを丸暗記するのが凄いのではなく、「ゲーム作りに夢中になって遊んでいたら、いつの間にか高度なプログラミング構文をマスターしていた」という方が、圧倒的に学習効果が高いと思いませんか？</p>
<p><span class="marker-under-pink">数回の練習をこなすうちに、生徒たちは「エラーが出ること」自体にも自然と慣れていきます。エラー表示を恐れず、何行目のどこに記述ミスがあるのかを自分自身で冷静にデバッグして解決する力（問題解決能力）が、授業を通じていつの間にか身についていくのです。</span></p>
<p>どうしても自分ではエラーの原因が見つけられないときは挙手をさせてヘルプに応じますが、大半の場合は以下のようなちょっとした部分が原因です。</p>
<ul>
<li>  インデント（字下げ）のスペースが半角ではなく全角になっている</li>
<li>  大文字と小文字が混ざっている（`if` が `If` になっているなど）</li>
<li>  括弧やクォーテーションの閉じ忘れ</li>
</ul>
<p>ヘルプを求めてきた生徒に「ここをよく見てごらん」とヒントを出すと、</p>
<ul>
<li>  「うわ、そんな単純なところ！？完全に盲点だった！」</li>
<li>  「半角と全角が混ざってたのか、気づかなかった！」</li>
</ul>
<p>と笑顔で納得してくれます。</p>
<p>私はすかさず、</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「よし、次はエラー画面が出たら、この辺りをよーく目を凝らしてデバッグしてみてね。機械は曖昧な書き方を許してくれないから、それだけ記述が正確になったってことだよ！」</span></p>
</blockquote>
<p>と声をかけて送り出します。</p>
<p><span class="marker-under-pink">意図的にエラーを起こさせて「コンピュータは非常に厳格で、正確な指示を求めている」という仕組みを実感させるエラー慣れも、重要な指導ステップです。</span></p>
<p>このRPG形式の課題の最終ゴールとして、「自分が作ったゲームを隣の席のクラスメイトに実際に遊んでもらい、お互いにバグ出しや楽しさを共有する発表会」を設けると、教室全体が最高の熱量に包まれます。</p>
<p>&#8212;</p>
<h2 id="rtoc-4" >【指導のコツ③】エラーを恐れない心を養い、段階的な難問にチャレンジさせる工夫</h2>
<figure class="wp-block-image size-large"><img alt="" class="wp-image-370" decoding="async" height="800" loading="lazy" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" src="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/2e1c6f1b2c1ab207ba7f5f52e7d3af75-800x800.png" srcset="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/2e1c6f1b2c1ab207ba7f5f52e7d3af75-800x800.png 800w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/2e1c6f1b2c1ab207ba7f5f52e7d3af75-500x500.png 500w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/2e1c6f1b2c1ab207ba7f5f52e7d3af75-300x300.png 300w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/2e1c6f1b2c1ab207ba7f5f52e7d3af75-768x768.png 768w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/2e1c6f1b2c1ab207ba7f5f52e7d3af75-100x100.png 100w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/2e1c6f1b2c1ab207ba7f5f52e7d3af75-150x150.png 150w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2024/01/2e1c6f1b2c1ab207ba7f5f52e7d3af75.png 1024w" width="800"/><figcaption class="wp-element-caption">プログラミング授業風景</figcaption></figure>
<p>この最後のステップは、指導のコツ①（プログラミングは難しくないという意識）と、コツ②（ゲーム感覚での主体的な制作体験）が十分に浸透した後の「総仕上げ」の段階で行います。</p>
<ul>
<li>  <span class="marker-under-pink">ステップ①</span>: 「プログラミングは難しくない、自分でも書ける」という安心感を植え付ける</li>
<li>  <span class="marker-under-pink">ステップ②</span>: 「ゲーム的要素」を取り入れて、主体的な創作意欲を最大化させる</li>
<li>  <span class="marker-under-pink">ステップ③</span>: 「応用・挑戦編」として、これまでの知識を総動員する高度な難問へチャレンジさせる</li>
</ul>
<p><span class="marker-under-pink">ここで絶対に焦ってはならないのは、ステップ①と②が十分にクリアできていない（クラス全体の理解度が追いついていない）段階で、焦ってステップ③の難問に突入してしまうことです。これをやると、せっかく消えかけていた「プログラミング＝難しくて挫折する科目」という苦手意識が再燃し、一気にプログラミング嫌いを量産してしまうことになります。</span></p>
<p>これでは本末転倒ですので、ステップ③を導入するタイミングは、生徒たちの普段の作業様子や表情、雑談での手応えを慎重に見極める必要があります。</p>
<p>導入のベストな合図は、生徒たちの口から「先生、もっとこういう機能を付けたいんだけど、どう書けばいい？」「ifの中にさらにifを入れるのって可能？」といった、<span class="marker-under-pink">自発的な知的好奇心の質問</span>が飛び出し始めたタイミングです。</p>
<p>もし自発的な動きが少ない場合は、私の方から、</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「みんな基本のゲームは完璧に作れたね！素晴らしい！じゃあ、次は『プレイヤーの攻撃力にランダムなばらつきを持たせる方法（乱数）』に挑戦してみたい人いる？興味あるかな？」</span></p>
</blockquote>
<p>と少しワクワクする選択肢を提示して反応を見るようにしています。</p>
<p>当然、生徒によってプログラミングの得手不得手（習得スピードの差）は生じます。</p>
<p>ステップ③へ進むとクラス内での進捗の差は一層広がりますが、これは能力の優劣ではなく、個々の興味の深さや習得スピードの違いに過ぎません。生徒同士で優劣を感じて委縮してしまわないよう、教員による温かい声かけやフォローアップ（個別最適化）が求められます。</p>
<p><span class="marker-under-pink">私は授業の課題提出を設定する際、「合格ライン（提出に必要な最低限の機能）」を非常に明確にし、そのラインは授業を真面目に受けていればクラスのほぼ全員が無理なく達成できる範囲に設定しています。</span></p>
<p>その上で、意欲のある生徒がさらにステップアップできるように、共有フォルダ内に以下のような<span class="marker-under-pink">「段階別の提出用フォルダ」</span>を用意する工夫をしています。</p>
<ul>
<li>  `[フォルダ①] 必須課題提出（全員対象）`: inputと基本if文によるRPGの完成</li>
<li>  `[フォルダ②] 応用チャレンジ①`: elifを活用した複数ストーリー分岐の実装</li>
<li>  `[フォルダ③] スーパーチャレンジ②`: 乱数（random）やループ処理を取り入れた本格バトルの実装</li>
</ul>
<p><span class="marker-under-pink">この「マルチフォルダ設計」を取り入れることで、生徒は自分のレベルに合わせてどんどん上のステージ（フォルダ）への提出を目指してゲーム感覚で自発的にのめり込んでくれます。さらに教員側としても、どのフォルダに何名の提出があるかを見るだけで、クラス全体の進捗度や理解の深さを一目で可視化して把握できるという大きなメリットがあります。</span></p>
<p>ステップ③は、それまでの授業で自分が生徒たちに伝えてきた「デジタルの楽しさ」がどれだけ響いたかを明確に教えてくれる、教員にとっても非常にエキサイティングな通信簿のような存在です。</p>
<p>&#8212;</p>
<h2 id="rtoc-5" >まとめ：楽しんで学んだ経験が、生徒たちの自ら解決する力（論理的思考力）を育てる</h2>
<p>新しく共通テストの必修科目に指定された「情報Ⅰ」ですが、ただ単に試験の点数を取るための暗記学習にしてしまっては非常にもったいないです。</p>
<p>プログラミング授業を通じて、生徒たちが「エラーの原因を自分で探し、解決できた！」「自分で作ったゲームが思い通りに動いて友達が楽しんでくれた！」という成功体験を積み重ねることは、彼らが将来どんな道に進むとしても必要とされる<span class="marker-under-pink">「論理的思考力」や「主体的な問題解決能力」</span>を養う最高の糧になります。</p>
<p>（※共通テスト必須化に伴う授業時間数やこれからの高校情報教育の未来については、[こちらの情報教育の未来を語る記事](https://goodteacher1.com/informatics/informatics1/)で解説しています！）</p>
<p>「難しそう」と身構える生徒たちの壁を取り払い、ゲーム感覚で楽しませながらいつの間にかプログラミングスキルを身につけさせる。これこそが、これからの未来のデジタル社会を担う生徒たちを育てる、情報科教員としての腕の見せ所であり、最もやりがいを感じる瞬間ですね。</p>
<p>プログラミング指導に悩まれている先生方は、ぜひ一度、この3つのコツを授業に取り入れてみてはいかがでしょうか？</p>
<p>最後までお読みいただき、ありがとうございました。</p>
<p><span class="marker-under-pink">[関連記事]</span></p>
<ul>
<li>  [高校の情報科授業でPythonを教えるには？プログラミング導入の実践例とおすすめ環境](https://goodteacher1.com/informatics/informatics5/)</li>
<li>  [高校「情報科」の授業はどう変わった？iPad・Chromebook・Surfaceのタブレット活用術と注意点](https://goodteacher1.com/informatics/informatics4/)</li>
<li>  [高校「情報科」のオンライン授業どうだった？現役非常勤講師が語る現場のリアルと指導の工夫](https://goodteacher1.com/informatics/informatics2/)</li>
<li>  [共通テスト必須化で高校「情報科」の授業はどう変わる？現役非常勤講師が語る指導の工夫と未来](https://goodteacher1.com/informatics/informatics1/)</li>
<li>  [社会人経験を経て挑んだ教育実習！情報科・非常勤講師が語る「実習のリアル」と心得](https://goodteacher1.com/dream/dream11/)</li>
<li>  [高校・情報科の成績処理はどうやる？現役非常勤講師が教える効率的なエクセル活用法と評価基準](https://goodteacher1.com/informatics/informatics3/)</li>
</ul>
]]></content:encoded>
					
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			</item>
		<item>
		<title>生徒の「考える力」を伸ばす情報の授業！現役非常勤講師が実践するグループワークと板書の工夫</title>
		<link>https://goodteacher1.com/happy/happy2/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[ひまわり先生]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 04 Sep 2023 14:23:34 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[楽しい授業のコツ]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 はじめに：高校「情報Ⅰ」の授業で本当に育てたい力とは？【実践編】主体的思考とリスク意識を育むグループワークの仕掛け思考をアウトプットさせる発表と感想の「厳しい約束事」【指導編】あえて「板書は最小限」に抑え、自己判断 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="rtoc-mokuji-wrapper" class="rtoc-mokuji-content frame2 preset1 animation-fade rtoc_open default" data-id="342" data-theme="Cocoon Child">
			<div id="rtoc-mokuji-title" class=" rtoc_left">
			<button class="rtoc_open_close rtoc_open"></button>
			<span>目次</span>
			</div><ol class="rtoc-mokuji mokuji_ol level-1"><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-1">はじめに：高校「情報Ⅰ」の授業で本当に育てたい力とは？</a></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-2">【実践編】主体的思考とリスク意識を育むグループワークの仕掛け</a><ol class="rtoc-mokuji decimal_ol level-2"><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-3">思考をアウトプットさせる発表と感想の「厳しい約束事」</a></li></ol></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-4">【指導編】あえて「板書は最小限」に抑え、自己判断でメモを取らせる</a></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-5">【授業PDCA】複数クラスの反応を見て磨き上げる、臨機応変な授業展開</a></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-6">まとめ：「考える楽しさ」を伝える授業作りを続けよう</a></li></ol></div><h2 id="rtoc-1" >はじめに：高校「情報Ⅰ」の授業で本当に育てたい力とは？</h2>
<p>現在、私は2つの高校を掛け持ちして非常勤講師を務めています。</p>
<p>月曜から金曜まで教壇に立ち、週の持ちコマ数は合計28コマ。月・火・金曜は高校Aで1日6時間のフルコマ（計18コマ）、水・木曜は高校Bで計10コマを担当するという、なかなかにハードなスケジュールです。</p>
<p>2022年度から高校での情報教育が「情報Ⅰ」に統一されたことで、学校やクラスによる進捗の差が出にくくなり、非常勤講師としての授業準備や進行管理は随分とスムーズになりました。</p>
<p>しかし、授業を進めるにあたって、私は単に教科書に書かれている専門用語や操作手順をなぞるだけでは意味がないと考えています。情報教育を通して生徒たちに最も身に付けてもらいたいのは、<span class="marker-under-pink">「問題提起に対して自ら主体的に向き合う『考える力と想像力』」</span>です。</p>
<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="427" height="640" src="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/09/d1e94cf99a963fbb02a352aab1c2ab96.jpg" alt="授業を受ける生徒" class="wp-image-344" srcset="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/09/d1e94cf99a963fbb02a352aab1c2ab96.jpg 427w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/09/d1e94cf99a963fbb02a352aab1c2ab96-300x450.jpg 300w" sizes="(max-width: 427px) 100vw, 427px" /><figcaption class="wp-element-caption">授業を受ける生徒</figcaption></figure>
<p>教科書を読むだけでは、その技術や知識が「自分たちの実生活にどう関わっているのか」を深く追求することはできません。情報という教科は数学のように「答えが常に1つ」とは限らない部分が多いため、生徒自身が「自分で考えて判断し、行動すること」が何よりも重要になります。</p>
<p>&#8212;</p>
<h2 id="rtoc-2" >【実践編】主体的思考とリスク意識を育むグループワークの仕掛け</h2>
<p>例えば、情報の基本的な特性である「残存性・複製性・伝播性」について学ぶ際、教科書の定義だけを丸暗記させても、生徒たちは実生活と結びつけてイメージすることができません。</p>
<p>そこで私の授業では、生徒たちが日頃何気なく行っているSNSやスマートフォンの行動をテーマにしたグループワークを導入しています。</p>
<ul>
<li>  <span class="marker-under-pink">「どの情報特性によって、どんなトラブルが起こると思うか？」</span></li>
<li>  <span class="marker-under-pink">「実際に自分たちの身の回りで起こっていることはあるか？」</span></li>
</ul>
<p>これらについて具体的に話し合ってもらいます。あふれかえるネット社会の中で、<span class="marker-under-pink">「自分たちが知らず知らずのうちにやってしまっている危険な行動」</span>がいかに大きなリスクを伴うかを、自ら話し合いを通して自覚してもらうことが一番の狙いです。</p>
<p>こうした1人1台端末を活用したトラブル事例や、多様なデバイスを取り扱う授業形態の工夫については、以下の記事も参考にしてください。</p>
<ul>
<li>  内部リンク：[高校「情報科」の授業はどう変わった？iPad・Chromebook・Surfaceのタブレット活用術と注意点](https://goodteacher1.com/informatics/informatics4/)</li>
</ul>
<p>グループワークを行うと、セキュリティやリスクマネジメントの意識が高い生徒と低い生徒の間で議論が活発になり、非常に有意義な意見交換が行われます。こうした多角的な学びを展開できるのは、まさに情報科ならではの強みです。</p>
<p>回数を重ねるうちに、生徒たちも「情報の授業は自分たちで考える時間だ」と認識するようになり、授業が始まるとすぐに<span class="marker-under-pink">「先生、今日はグループワークをやりますか？」</span>と楽しみにしてくれるようになります。</p>
<h3 id="rtoc-3" >思考をアウトプットさせる発表と感想の「厳しい約束事」</h3>
<p>グループワークでまとめた内容は、基本的には代表者に全体発表（プレゼンテーション）してもらいます。この際、ダラダラと話すのではなく<span class="marker-under-pink">「聴衆にとってわかりやすく、要点を端的にまとめて伝えること」</span>を意識させます。</p>
<p>さらに、発表を聞いた周りの生徒たちにも、感想や意見を書いてもらいますが、ここには1つ厳しいルールを設けています。</p>
<p>それは、<span class="marker-under-pink">「面白かった」「良い意見だと思った」といった、小学生でも書けるような単純な感想は一切NG（認めない）</span>というものです。</p>
<ul>
<li>  <span class="marker-under-pink">「発表のどの部分に対して、なぜ、どのように共感したのか？」</span></li>
<li>  <span class="marker-under-pink">「自分だったらその課題に対してどのようにアプローチするか？」</span></li>
</ul>
<p>これらを自分の言葉で具体的に文章化させます。自分の意見を論理的な文章に変換することが苦手な生徒もいますが、この訓練を繰り返すことで、思考を言語化する力が劇的に鍛えられます。</p>
<p>また、提出されたワークシートには独自の評価ハンコを押して返却し、生徒のモチベーションを高める工夫も行っています。こうした非常勤講師としての授業の工夫や勤務体系については、こちらの記事に詳しくまとめています。</p>
<ul>
<li>  内部リンク：[非常勤講師になって良かった！高校教師としてのびのび教鞭を執る魅力とメリット、授業づくりの工夫](https://goodteacher1.com/salary/salary4/)</li>
</ul>
<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="800" height="628" src="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/09/e4520da093c3909b024b35d2da2d3082-800x628.jpg" alt="" class="wp-image-345" srcset="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/09/e4520da093c3909b024b35d2da2d3082-800x628.jpg 800w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/09/e4520da093c3909b024b35d2da2d3082-500x393.jpg 500w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/09/e4520da093c3909b024b35d2da2d3082-300x236.jpg 300w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/09/e4520da093c3909b024b35d2da2d3082-768x603.jpg 768w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/09/e4520da093c3909b024b35d2da2d3082-1536x1206.jpg 1536w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/09/e4520da093c3909b024b35d2da2d3082-2048x1608.jpg 2048w" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>
<p>グループワーク中の机間巡視は、私にとって最も楽しい時間です。生徒同士が互いの意見をぶつけ合い、時に悩みながら問題解決に突き進んでいく姿が手に取るように見え、教師としてのやりがいを最も実感できる瞬間です。</p>
<p>&#8212;</p>
<h2 id="rtoc-4" >【指導編】あえて「板書は最小限」に抑え、自己判断でメモを取らせる</h2>
<p>私の授業では、黒板に文字をぎっしり書くような板書はほとんど行いません。</p>
<p>なぜなら、覚えなければならない専門用語や基本的な仕組みは、すべて美しく教科書に記載されているからです。わざわざ教員がそれを黒板に書き写し、生徒がノートに書き写すという作業は、時間の浪費だと考えています。</p>
<p>そのため、1学期最初のオリエンテーションで、生徒たちには「情報用のノートは用意しなくていい」と伝え、以下の3つのルールを共有しています。</p>
<p>1.  <span class="marker-under-pink">大事なことはすべて教科書にすでに明記されている</span></p>
<p>2.  <span class="marker-under-pink">授業の説明を聞いて、「これは後で見返したい」「大事だ」と感じた補足情報のみ、自分の判断で教科書の余白にメモを取ること</span></p>
<p>3.  <span class="marker-under-pink">書き残す必要があるかどうかの判断は、高校生なのだから自分自身で自己判断するべし</span></p>
<p>この約束を徹底するため、最初の数回の授業では「大事だと思う部分は自分で教科書にマーカーを引き、私の言葉を自分の判断でメモするんだよ」としつこく伝えます。すると生徒たちは、自ら色ペンやマーカーを用意して主体的に聞き取る姿勢を見せるようになります。</p>
<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="640" height="427" src="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/09/1616a3b2ed22c776e4ee6f6e7c1b726c.jpg" alt="" class="wp-image-346" srcset="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/09/1616a3b2ed22c776e4ee6f6e7c1b726c.jpg 640w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/09/1616a3b2ed22c776e4ee6f6e7c1b726c-500x334.jpg 500w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/09/1616a3b2ed22c776e4ee6f6e7c1b726c-300x200.jpg 300w" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" /></figure>
<p>私が板書を使用するのは、「教科書には載っていないけれど、実社会に出てから必須となる最新のITビジネス用語」や「言葉だけでは理解しにくい概念を図解して説明する時」といった、限定的なシーンのみです。</p>
<p>&#8212;</p>
<h2 id="rtoc-5" >【授業PDCA】複数クラスの反応を見て磨き上げる、臨機応変な授業展開</h2>
<p>「授業を受けるかどうか、真剣に参加するかどうかも、最終的には生徒自身の自己判断に委ねるべきだ」と私は考えています。</p>
<p>もし、授業中に寝てしまう生徒や、スマートフォンをいじってしまう生徒がいたら、私は「生徒の授業態度が悪い」と責めるのではなく、<span class="marker-under-pink">「生徒を惹きつけられない、自分の授業がつまらないからだ」</span>と猛省するようにしています。</p>
<p>授業というものは、教員側がいかに面白い展開を用意できるかという「腕の見せ所」です。常に自らの授業を客観的に見つめ直し、PDCAサイクルを回して改善していかなければ、良い授業は作れません。</p>
<p>私は1校で8〜9クラスの「情報Ⅰ」の授業を担当しています。</p>
<p>そのため、週の最初のクラスで実践した内容を踏まえ、「この言い回しは伝わりにくかったな」「次のクラスではこのスライドを先に見せてみよう」といった細かなブラッシュアップを毎時間行っています。</p>
<p>その結果、週の後半の8〜9クラス目になるほど、授業のクオリティはより安定し、生徒の反応も良くなっていきます。</p>
<p>授業はまさに「生き物」です。常に変化する生徒たちの様子にアンテナを張り、その場で最適な方向に微調整し、即実践に移す柔軟な行動力が、教員としてのスキルアップに繋がると実感しています。</p>
<p>プログラミング指導のような、さらに具体的な授業案や「情報Ⅰ」のつまずきやすい単元の教え方については、以下の記事で実例を詳しく解説しています。</p>
<ul>
<li>  内部リンク：[高校「情報Ⅰ」のプログラミング授業はどう教える？苦手意識を克服する3つの指導コツ](https://goodteacher1.com/happy/happy3/)</li>
</ul>
<p>また、このようなのびのびとした授業づくりの前提となる「非常勤講師としての働き方や就職プロセス」については、こちらの記事を参考にしてください。</p>
<ul>
<li>  内部リンク：[高校「非常勤講師」の就活はどうやる？求人探しから模擬授業・面接突破のコツ](https://goodteacher1.com/salary/salary5/)</li>
</ul>
<p>&#8212;</p>
<h2 id="rtoc-6" >まとめ：「考える楽しさ」を伝える授業作りを続けよう</h2>
<p>指示された内容をそのまま黒板に書いてノートに写すだけのような、受動的な授業は退屈です。</p>
<p>生徒が主体的に話し合い、自分で考え、悩みながらも「そういうことか！」と納得できる能動的な授業こそが、情報科の理想の授業だと信じています。</p>
<p>そのためには、教員自身が変化を楽しみ、フットワーク軽く授業をアップデートし続けることが欠かせません。これからも、生徒自身が「自らの成長と成果」を実感できる授業作りを楽しんでいきたいと思います。</p>
<p>最後までお読みいただき、ありがとうございました。</p>
]]></content:encoded>
					
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			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>5分で劇的変化！高校「情報Ⅰ」でタッチタイピングをマスターさせる指導法と授業づくりの工夫</title>
		<link>https://goodteacher1.com/happy/happy1/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[ひまわり先生]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 17 Aug 2023 12:18:48 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[楽しい授業のコツ]]></category>
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					<description><![CDATA[目次 はじめに：なぜ高校「情報Ⅰ」でタイピング指導が必要なのか？【事前準備】教師側の画面は見せない！口頭と机間巡視による指導【導入編】「素直な心」とホームポジションの姿勢チェック（5分）1. キーボードの「秘密の目印」を [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div id="rtoc-mokuji-wrapper" class="rtoc-mokuji-content frame2 preset1 animation-fade rtoc_open default" data-id="333" data-theme="Cocoon Child">
			<div id="rtoc-mokuji-title" class=" rtoc_left">
			<button class="rtoc_open_close rtoc_open"></button>
			<span>目次</span>
			</div><ol class="rtoc-mokuji mokuji_ol level-1"><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-1">はじめに：なぜ高校「情報Ⅰ」でタイピング指導が必要なのか？</a></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-2">【事前準備】教師側の画面は見せない！口頭と机間巡視による指導</a></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-3">【導入編】「素直な心」とホームポジションの姿勢チェック（5分）</a><ol class="rtoc-mokuji decimal_ol level-2"><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-4">1. キーボードの「秘密の目印」を探す</a></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-5">2. 「ホームポジション」のセットとリラックス姿勢</a></li></ol></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-6">【実践編】スピード厳禁！「打ったら戻す」の反復練習（5分）</a></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-7">【確認編】ペアワークで「見ずに打てる」成功体験を作る（5分）</a></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-8">【補足編】母音を制する者はすべての入力を制する（5分）</a></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-9">指導のポイント：授業に「メリハリ」と「楽しさ」を生む工夫</a><ol class="rtoc-mokuji decimal_ol level-2"><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-10">1. キーワード『素直な心』で注目を集める</a></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-11">2. 計測による適度な緊張感</a></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-12">3. 環境に応じた臨機応変なアプローチ</a></li></ol></li><li class="rtoc-item"><a href="#rtoc-13">まとめ：成功体験がPC学習の苦手意識を払拭する</a></li></ol></div><h2 id="rtoc-1" >はじめに：なぜ高校「情報Ⅰ」でタイピング指導が必要なのか？</h2>
<p>高校で「一人1台端末」の環境が整備された昨今、授業内でタイピング（キーボード入力）の指導を導入することについては、教育現場でも賛否両論があります。しかし、私は<span class="marker-under-pink">「タイピング指導は絶対に導入すべき」</span>という強い賛成派です。</p>
<p>なぜなら、その後のプログラミング演習にしても、調べ学習やレポート作成にしても、タイピングがおぼつかないと課題に取り組むこと自体に大きな支障をきたすからです。</p>
<p>実際に教壇に立っていると、以下のような「つまずき」を抱える生徒が非常に多いことに気づかされます。</p>
<ul>
<li>  <span class="marker-under-pink">入力スピードの格差</span>: 指一本で探しながら入力する生徒と、スムーズに入力できる生徒とで、授業の進捗や理解度に致命的な差が生まれてしまう。</li>
<li>  <span class="marker-under-pink">記号入力の壁</span>: プログラミング（PythonやJavaScriptなど）の実践に入った際、普段のスマホ入力では使わない記号（コロン、クォーテーション、イコールなど）がどこにあるか分からず、手が止まってしまう。</li>
</ul>
<p>「記号がどこにあるか分からない」という些細な理由だけで、せっかくのプログラミング思考の授業が一時停止してしまうのは実にもったいない光景です。こうした「つまずき」を防ぐ具体的な指導案や、プログラミング授業でのつまずき克服法については、以下の記事も参考にしてください。</p>
<ul>
<li>  内部リンク：[高校「情報Ⅰ」のプログラミング授業はどう教える？苦手意識を克服する3つの指導コツ](https://goodteacher1.com/happy/happy3/)</li>
</ul>
<p>生徒たちがパソコンへの苦手意識をなくし、効率的に学習を進めるためにも、タイピングの基礎はしっかりと身に付けさせるべきです。そして、どうせ教えるのであれば、最初から<span class="marker-under-pink">「手元を見ずに入力するタッチタイピング」</span>を習得させてあげたいと考えています。</p>
<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" alt="" class="wp-image-336" decoding="async" height="600" sizes="auto, (max-width: 800px) 100vw, 800px" src="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/08/3625c8c22719b5773e5fc59286c3dd62-800x600.jpg" srcset="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/08/3625c8c22719b5773e5fc59286c3dd62-800x600.jpg 800w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/08/3625c8c22719b5773e5fc59286c3dd62-500x375.jpg 500w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/08/3625c8c22719b5773e5fc59286c3dd62-300x225.jpg 300w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/08/3625c8c22719b5773e5fc59286c3dd62-768x576.jpg 768w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/08/3625c8c22719b5773e5fc59286c3dd62-1536x1152.jpg 1536w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/08/3625c8c22719b5773e5fc59286c3dd62.jpg 1600w" width="800"/></figure>
<p>そこで今回は、元パソコンインストラクターである私が高校の現場で実践している、<span class="marker-under-pink">「わずか5分でタッチタイピングの基礎を体得させ、生徒を夢中にさせる授業パッケージ」</span>をご紹介します。</p>
<p>&#8212;</p>
<h2 id="rtoc-2" >【事前準備】教師側の画面は見せない！口頭と机間巡視による指導</h2>
<p>タイピング授業を始める前の準備は、極めてシンプルです。</p>
<ul>
<li>  <span class="marker-under-pink">「ホームポジション」の指見本帳（図解）を用意する</span></li>
<li>  教科書に掲載されている図や、オリジナルのスライドを用意し、スクリーンに投影するか配布します。</li>
<li>  <span class="marker-under-pink">プロジェクターや教師用画面の投影は「オフ」にする</span></li>
<li>  タイピング指導中、教師がキーを入力するデモンストレーション画面は見せません。画面を見せてしまうと、生徒は教師の画面を目で追ってしまい、自分の手元や感覚に集中できなくなるからです。</li>
</ul>
<p>指導はすべて<span class="marker-under-pink">「教師の口頭による説明」</span>と<span class="marker-under-pink">「徹底した机間巡視（個別サポート）」</span>で行います。これにより、生徒一人ひとりの指の形や姿勢の乱れにその場で気づき、指導することができます。</p>
<p>このようなのびのびとした環境で生徒の主体的思考を引き出すための授業づくりの全体像については、こちらの記事も併せてお読みください。</p>
<ul>
<li>  内部リンク：[非常勤講師になって良かった！高校教師としてのびのび教鞭を執る魅力とメリット、授業づくりの工夫](https://goodteacher1.com/salary/salary4/)</li>
</ul>
<p>&#8212;</p>
<h2 id="rtoc-3" >【導入編】「素直な心」とホームポジションの姿勢チェック（5分）</h2>
<p>授業の冒頭、私は生徒たちの興味を惹きつけるために、少し挑戦的な言葉からスタートします。</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「簡単なコツさえつかめば、誰でも絶対にタッチタイピングができるようになるよ。ただし――素直な心で、私の言った通りに練習できた人だけ、ね！」<br />「しかも、たった5分でその基本をマスターできます。嘘だと思うかもしれないけれど、大事なのはとにかく『素直な心』。さあ、やってみよう！」</span></p>
</blockquote>
<p>生徒たちは「えー、本当に？」とざわつきながらも、興味津々でこちらに注目します。</p>
<h3 id="rtoc-4" >1. キーボードの「秘密の目印」を探す</h3>
<p>まずは、すべてのキーの基準となるキーを探させます。</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「キーボードの『F』と『J』のキーを触ってごらん。実はこの2つのキーだけ、他にはない小さな目印が付いているんだけど、分かるかな？」<br />「あ、なんかポチっとしてる！」「でこぼこがある！」<br />「その通り！それは、キーボードを見なくても指の置き場所が分かるように付いている目印なんだ。左手の人差し指を『F』に、右手の人差し指を『J』にそっと置いてみて」</span></p>
</blockquote>
<p>実は、この「FとJの突起」の存在を意識したことがない高校生は非常に多く、この段階で「なるほど！」という驚きが教室に生まれます。</p>
<h3 id="rtoc-5" >2. 「ホームポジション」のセットとリラックス姿勢</h3>
<p>人差し指を置いたら、残りの指を隣のキーへと順に添えさせます。</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「人差し指を置いたら、中指はその隣、薬指はその隣、小指はその隣に置いてごらん。親指は自然とスペースキーの上にくるよね？」<br />「指をピンと伸ばしたままだと上手く置けないから、手のひらを丸めて、卵をふわっと握るようなイメージで置いてみよう。これを『ホームポジション』と言います」</span></p>
</blockquote>
<p>指を置かせた後、最も重要な<span class="marker-under-pink">「姿勢とポジション」</span>のチェックを行います。</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「ホームポジションに指を置いたとき、みんなの姿勢はどうなっているかな？ キーボードと体が斜めになっていたり、脇がガチガチに締まっていたり、肩に力が入っていませんか？」<br />「体が緊張しているとスムーズに指が動きません。姿勢を正し、自分が一番リラックスできる状態に合わせて、キーボードの配置や角度を動かして調整してね」</span></p>
</blockquote>
<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" alt="" class="wp-image-337" decoding="async" height="426" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" src="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/08/f72060ddba037f3958a39770681c88fd.jpg" srcset="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/08/f72060ddba037f3958a39770681c88fd.jpg 640w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/08/f72060ddba037f3958a39770681c88fd-500x333.jpg 500w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/08/f72060ddba037f3958a39770681c88fd-300x200.jpg 300w" width="640"/></figure>
<p>生徒たちがそれぞれキーボードの位置を調整し、姿勢を整えるのを見届けます。</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「よし、バッチリだね。これから私が『ホームポジション！』と言ったら、一瞬で今の状態を作れるようにしてね。それでは早速、タッチタイピングを始めてみよう！」</span></p>
</blockquote>
<p>&#8212;</p>
<h2 id="rtoc-6" >【実践編】スピード厳禁！「打ったら戻す」の反復練習（5分）</h2>
<p>ここからは、Wordやメモ帳などのシンプルな白紙テキストエディタを起動させ、実際に入力を行います。</p>
<p>生徒たちは少し緊張した表情で画面に向き合います。</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「まずは母音の『あいうえお』から始めます。『あ』は左手の小指の位置。小指を少し動かして『あ（A）』を10回、ゆっくり入力してみよう」<br />「ああああああああああ……」<br />「できたら、右手の小指を伸ばしてEnterキーで改行します。次は『い（I）』。右手の人差し指を上に伸ばしてね」</span></p>
</blockquote>
<p>ここで、この指導パッケージの中で<span class="marker-under-pink">最も重要なルール</span>を伝えます。</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「ここで『素直な心』の出番です！『い』を入力したら、指をすぐにホームポジションの『J』に戻すこと。この『打ったら戻す』という上下の動きが、タッチタイピングで一番大切なルールだよ」<br />「キーの上に指を置いたままにせず、打つ、戻す、打つ、戻す……。指にその動きを覚え込ませるように、意識して10回入力してみて」</span></p>
</blockquote>
<p>私は「戻す、戻す」と声掛けをしながら、机間巡視をして生徒たちの指の動きを確認します。戻す動作が徹底できているかどうかが、その後の上達スピードを左右します。</p>
<p>同じ手順で、毎回「ホームポジションに指を置いて」とリセットを挟みながら、以下の順番で指導していきます。</p>
<ul>
<li>  <span class="marker-under-pink">「う（U）」</span>：右手の人差し指を上 ⇔ 戻す（改行）</li>
<li>  <span class="marker-under-pink">「え（E）」</span>：左手の中指を上 ⇔ 戻す（改行）</li>
<li>  <span class="marker-under-pink">「お（O）」</span>：右手の薬指を上 ⇔ 戻す（改行）</li>
</ul>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「では、今から1分間だけ、自分のペースで『あいうえお』を練習してみましょう。注意してほしいのは、スピードは一切不要ということです。早く打とうとせず、正しい指で入力して、毎回ホームポジションに戻すことだけを意識してください。では、スタート！（1分計測）」</span></p>
</blockquote>
<p>&#8212;</p>
<h2 id="rtoc-7" >【確認編】ペアワークで「見ずに打てる」成功体験を作る（5分）</h2>
<p>1分間の自己練習が終わったら、授業が最も盛り上がる「確認ゲーム」へと移行します。</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「はい、では今から練習の成果をテストします！ まずは隣同士でペアを作ってください。左の人はタイピングをする人、右の人は、パートナーの手元を教科書やノートで覆って、完全にキーボードを見えないように隠してあげてください！」<br />「えー！マジで！？」「ちょっと待って、絶対無理だよ！」（大はしゃぎでざわつく教室内）<br />「大丈夫、言われた通りにやればできるから。準備はいい？……『あ』！」<br />「あ！」（キーを入力する音）<br />「『い』！」<br />「い！」</span></p>
</blockquote>
<p>このように「あ・い・う・え・お」と順番にコールし、手元を隠した状態で入力させます。</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「じゃあ、もう一回テンポを上げていくよ。準備して……『あ』『い』『う』『え』『お』！」<br />「おー！ できた！」「見なくても打てた！」（あちこちから拍手や歓声、笑顔がこぼれます）<br />「素晴らしい！ では右の人と交代して、同じように隠してやってみましょう」</span></p>
</blockquote>
<p>このペアワークを2回繰り返すことには大きな意味があります。</p>
<p>ほとんどの生徒が、<span class="marker-under-pink">「キーボードを見なくても『あいうえお』が打てた！」という成功体験</span>をその場で得られるためです。</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「1回でも手元を見ずに『あいうえお』が正しく入力できた人、手を挙げてみて！」<br />（ここで約9割以上の生徒が嬉しそうに挙手します）<br />「すごいね、みんな。これが正真正銘の『タッチタイピング』の第一歩だよ！」</span></p>
</blockquote>
<p>もちろん、うまく入力できなかった生徒も少数います。その場合は、机間巡視での観察をもとに、温かくフォローを入れます。</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「上手くできなかった人は、いくつか原因があります。『素直な心』をちょっと忘れて、指をホームポジションに戻さずに置きっぱなしにしてしまっていたり、あるいは人によって指の長さや癖が違ったりするからです」<br />「例えば『え』を打つつもりで隣の『W』を押してしまったり、『い』のつもりで『O』に指がいってしまったりするのは、ただの『指の癖』。自分の癖さえ自覚して少し練習すれば、誰でも必ず間違えずに入力できるようになるから安心しね！」</span></p>
</blockquote>
<p>&#8212;</p>
<h2 id="rtoc-8" >【補足編】母音を制する者はすべての入力を制する（5分）</h2>
<p>タッチタイピングへの恐怖心が消えたところで、この学びがどう広がっていくかを実感させます。</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「さあ、みんな。キーボードのセットからここまで、たったの5分です。君たちはわずか5分でタッチタイピングの基礎を習得しました。ここからが面白いところだよ」<br />「ホームポジションに手を置いて準備！」（※この指示だけで、生徒たちは一瞬でピシッと指をセットするようになります）<br />「右手の中指のところにある『K』を押しながら、左の小指で『あ（A）』を入力してみて」<br />「『か』だ！」<br />「そう、か行の『K』だね。じゃあ、ちょっと自信がある人は、目をつぶって『かきくけこ』を入力してみてごらん」<br />「うわ、できた！」「目をつぶっても打てる！」（嬉しそうな声が上がります）</span></p>
</blockquote>
<figure class="wp-block-image size-full"><img alt="" class="wp-image-338" decoding="async" height="428" loading="lazy" sizes="auto, (max-width: 640px) 100vw, 640px" src="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/08/22a847fd4acb3269d6108a064a2915a4.jpg" srcset="https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/08/22a847fd4acb3269d6108a064a2915a4.jpg 640w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/08/22a847fd4acb3269d6108a064a2915a4-500x334.jpg 500w, https://goodteacher1.com/wp-content/uploads/2023/08/22a847fd4acb3269d6108a064a2915a4-300x201.jpg 300w" width="640"/></figure>
<p>この簡単なチャレンジを通し、生徒たちに極めて重要な気づきを与えます。</p>
<blockquote>
<p><span class="marker-under-yellow">「この授業を始める前は、『かきくけこ』を入力するのにもキーボードをチラチラ見ていたよね？ でも、今は見なくても入力できるようになった。なぜなら、『あいうえお』という母音の場所と正しい指の動きをマスターしたからなんだ」<br />「日本語のほぼ全ての入力には『あいうえお（母音）』が使われます。これを完全に覚えれば、あとは『か行＝K』『さ行＝S』のように子音キーの場所を覚えるだけで、50音すべてが見ずに入力できるようになります」<br />「この指の感覚は、パソコンがなくても頭の中とお風呂の中などでの指の運動だけでイメージトレーニングできます。この地道なイメトレを続けた人は、1年後には友達とおしゃべりしながらでも歌いながらでも文字入力ができるようになるよ。ぜひそこを目指してみてね！」</span></p>
</blockquote>
<p>&#8212;</p>
<h2 id="rtoc-9" >指導のポイント：授業に「メリハリ」と「楽しさ」を生む工夫</h2>
<p>この5分間タイピングパッケージを成功させるためには、教師側のいくつかの工夫が必要です。</p>
<h3 id="rtoc-10" >1. キーワード『素直な心』で注目を集める</h3>
<p>説明をする時間と、実際に打つ時間とのメリハリが重要です。説明を聞くべき場面では、パソコンの画面ではなく教師の話に100%集中させなければなりません。そのためにあえて「素直な心」という少し抽象的なキーワードを出し、生徒の意識をこちらへ向けさせる工夫をしています。</p>
<h3 id="rtoc-11" >2. 計測による適度な緊張感</h3>
<p>練習時間をきっちりタイマーで計測し、「残り10秒、5、4……」とカウントダウンすることで、ゲームのような適度な緊張感を持たせ、集中力を最大化させます。</p>
<h3 id="rtoc-12" >3. 環境に応じた臨機応変なアプローチ</h3>
<p>コロナ禍やタブレット端末の仕様によっては、隣同士のペアワーク（教科書で手元を隠す動作）が難しい場合もあります。その際は、各自で「目をつぶって入力する」「視線をディスプレイより少し上に向けて入力する」という方法で代替が可能です。</p>
<p>しかし、可能であればペアワークを導入する方を強くおすすめします。生徒同士のコミュニケーションが生まれて授業が圧倒的に盛り上がるだけでなく、「1回目は失敗したけれど、2回目は絶対に成功させたい！」という生徒側のモチベーション向上にも直接繋がるからです。</p>
<p>このように、タブレット端末（iPad、Chromebook、Surfaceなど）に応じた授業環境の作り方や設定の注意点については、こちらの記事で詳しく解説しています。</p>
<ul>
<li>  内部リンク：[高校「情報科」の授業はどう変わった？iPad・Chromebook・Surfaceのタブレット活用術と注意点](https://goodteacher1.com/informatics/informatics4/)</li>
</ul>
<p>&#8212;</p>
<h2 id="rtoc-13" >まとめ：成功体験がPC学習の苦手意識を払拭する</h2>
<p>毎回の授業でタイピング練習の時間を長く確保するのは難しいかもしれません。しかし、学期の始めに一度でも<span class="marker-under-pink">「自分はキーボードを見なくても文字が打てた！」という小さな成功体験</span>をさせてあげるだけで、生徒たちのパソコン学習に対する苦手意識は驚くほど減少します。</p>
<p>タイピングは単なるスキルではなく、デジタル社会における表現や思考を支える重要な土台です。ぜひ、授業づくりの参考にしてみてください。</p>
<p>最後までお読みいただき、ありがとうございました。</p>
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