小学1,2年生の時に出会った男性のW先生
あなたにとって理想の高校教師とは?と聞かれて、どんな教師を想像しますか?
私には理想とする教師像があります。思えば教師を目指したきっかけになった出会いが大いに関係するのですが…
今回は、私が教師を目指すきっかけになったことを
【小学校編・中学校編・高校編・社会人編】
として紹介したいと思います。
今回はその小学校編になります。
私が教師を最初に素敵だなと思ったのは小学1年生のころ。
担任のW先生がかっこよくて優しくて、笑顔がステキだったのが印象的。まだ教師になって4,5年目の若い男性の教師でした。
おませなちびっこひまわり(あ、わたしのことです汗)は、
W先生に注目されたくて、勉強も遊びも、なにもかもを一生懸命にやって、少しでも褒めてもらえる行動をとっていた記憶があります。
W先生はそんな私の意向をくんでか、がんばったことにしっかり目を向けてくれ、必ず言葉を交わしてくれたんです。
ひまわりは小学1年生にしながら、好きな人のためなら努力を惜しまない健気な女の子だったわけです。
そしてちびっこひまわりは、そのころから
【こんな大人になりたい】
と思うようになったのです。
それからのひまわりの小学生時代はとてもラッキーだったと思う。
なぜなら、出会った教師(特に担任の先生)がみんなステキで優しくて心が広くて、目指すべき大人像(ゆくゆく理想の教師像)が形成されていく十分すぎるほどの出会いになったからです。
小学3年生の時に出会った音楽のH先生
3年生の時に出会った担任のH先生は、ピアノが超絶に上手くて、休み時間のたびに当時流行っていた光GENJIの曲や、アニメの曲を即興で弾いてくれるのが楽しみでした。
またH先生はイラストを描くのも上手で、先生のイラスト欲しさに女子が行列をつくっては、まるで作家のサイン会にならんで好きな本の背表紙にイラストを描き足してもらうかのように自前のノートを胸に抱えて列に並んでいた、なんてこともあったくらい。
学習発表会で演じたクラス劇の劇中歌は、H先生の作詞作曲で、今でも忘れられない素晴らしいメロディーだった。
(♪青い空 白い海 おいらの島だよ おいらの、空さ かもめ かもめ おいらの仲間さ かもめ かもめ おいらの仲間さ♪)
このH先生との出会いがきっかけでソプラノリコーダーが得意になり、後のひまわりの人生が大きく変わるきっかけになっていくのですが、その話はまた…。
小学4年生の時に出会った聖母マリアのようなS先生
4年生の時に出会った担任のS先生は、優しさMAXの聖母マリアのような人でした。
S先生との忘れられない記憶は、当時国語の教科書に掲載されていた
【ちいちゃんのかげおくり】
という話で、登場人物(この時はお父さんだった)の気持ちを読み取って言葉にする、という学習の中で、ひまわりがストーリーからくみ取って感じたお父さんの感情を発言したとき、S先生はぽろぽろと涙を流して聞いてくれたんです。
とても驚いたけど、自分の考えが言葉に乗って思いを伝えることができ、それは時に相手の心を揺さぶることもあるんだ、という大きな体験をしたのでした。
登場人物の感情を言葉で表現することは、小4のひまわりにとってはそれほど難しいとは考えてなかったです。
ですが物語の中に没頭してその背景や出来事に寄り添っていくと、自分だったらこう考えるだろうな、こう思うだろうな、こう感じるだろうな、ということを言葉にすることが、とても大切なことだと気付いたきっかけになりました。
そしてS先生とのやりとりのひとつで、私が教師になった今、授業を作ることに大きな意味を持たしてくれたことがありました。
それは、
「発表や発言をするときに、【私はこう思います、なぜなら・・・】と言い始めてほしい。」
と前置きから言うように指導されたことです。
それまでは
「はい!はい!えーっと、これはこうだからー」
「だってこうだもん」
のように会話…というより友だちと話しをしている延長線上ような発表発言形式だったんです。
だからS先生に指導を受けた時は、なぜそんな前置きをしないといけないのかわからず、堅苦しいことのように感じてそれが恥ずかしいとも思ったし困惑しました。
しかしながら、その発表発言方法が定着すると、クラスの発表の場がとても理性的でスマートになりました。
このことが、今高校教師をしている私にとって重要なポイントになっています。
それは、
【生徒が積極的に授業に参加し、生徒が作る授業】
ということを、明確に生徒からの発表の仕方で形成することができると知ったわけです。
小学生のひまわりにはS先生の意図は読み取れなかったけれど、この
【授業が変わった】
という印象をずっと持ち続けていたことが、今となって理解できるのはとてもありがたいし、S先生には感謝しかないです。
小学校で出会った先生によって、漠然とした夢が生まれ、それからその夢が自分の将来像として描くようになり、叶えるために紆余極右しながらも諦めずに追いかけ続けた結果、今の私があるのです。
中学時代や高校時代の先生との出会いや関わりについては、またの機会に。
ということで、小学生のひまわりが体験した数々の出会いから、理想とする教師像1つ目は
【生徒一人ひとりにしっかり目を向けて寄り添ってくれる】
先生です。
次回はこの続編の中学校編になります。
ご購読ありがとうございました。
この続きの記事「ひまわり先生が中学生時代に出会った良い先生のお話」もどうぞご覧ください。
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